◆神奈川文芸賞2024 作品募集は終了いたしました◆
大佛次郎や吉川英治ら、多くの文豪を輩出してきた神奈川県。川端康成、夏目漱石、芥川龍之介、与謝野晶子らも鎌倉や湯河原・箱根を愛し、名作を生み出しました。令和の時代を迎えても、遠野遥さんや宇佐見りんさんら、神奈川で青春時代を過ごした新時代の旗手が文学界をリードしています。
神奈川新聞社では過去50年、県内在住・在勤者を対象に「神奈川新聞文芸コンクール」を開催してきました。神奈川文芸賞は同コンクールを刷新したものです。応募資格を県外にも広げ、神奈川にちなんだ作品を募集テーマとすることで「文学の生まれる場所」としての神奈川を全国に打ち出します。
短編小説の審査員は巧みな心理描写とともに社会の問題にも鋭く斬り込む作風で人気を集める小説家の柚木麻子さん、現代詩の審査員は、記憶を喚起させるような詩世界や身体感覚に優れた文章で読み手を魅了する詩人の大崎清夏さんです。次世代の書き手を発掘し、新鮮で個性的な感性が集う場を目指します。(神奈川文芸賞は隔年開催です)
400字詰め原稿用紙30枚/1人1編/賞金は大賞1編30万円、準大賞2編各10万円/神奈川の文化・歴史などに取材した作品、神奈川が舞台となった作品。ジャンル不問/居住地・年齢不問
1編40行(400字詰め原稿用紙2枚)以内/1人2編(1編のみは無効)/賞金は大賞1編10万円、準大賞2編各3万円/1編は神奈川に関連した作品、もう1編は自由テーマ/居住地・年齢不問
25歳以下を対象とした「U-25小説部門」では、小説を書くトレーニングとしても用いられる、落語の「三題噺」形式で創作に取り組んでいただきます。この部門では神奈川新聞読者組織「かなとも」会員らによる審査を行います。
400字詰め原稿用紙10枚/3つの題材「みらい」「空」「扉」を使った青春小説/1人1編/賞金は最優秀賞(1編)10万円、三菱地所横浜支店賞(1編)ロイヤルパークホテルズ ギフト券5万円分(変更の可能性あり)/居住地不問/2024年4月1日現在で25歳以下であること
みらい
空
扉
小説家。1981年、東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞受賞。10年、同作を含む連作短編集「終点のあの子」でデビュー。15年、「ナイルパーチの女子会」で第28回山本周五郎賞受賞。同作は高校生が選ぶ「高校生直木賞」も受賞した。
「こんなこと誰も興味がないだろう」。そう思うものから新しい文学が生まれます。楽な気持ちで、自分が心を割いてきたものを文章にしてみてください。
詩人。1982年、神奈川県生まれ。2011年、「ユリイカの新人」としてデビューし、第1詩集「地面」を刊行。14年、詩集「指差すことができない」で第19回中原中也賞受賞。21年、「踊る自由」で第29回萩原朔太郎賞最終候補。
他人がどう思うか、どう評価されるかなどということは放っておいて、自分にとっては唯一無二の発見だと思うことを書いてみてください。
郵送/〒231-8445横浜市中区太田町2-23 神奈川新聞社文化部・神奈川文芸賞係。封筒の表に応募部門を明記。複数の部門に応募する場合、封筒は別にして下さい。
Web応募/2024年4月1日から6月30日まで下記より応募いただけます。
神奈川文芸賞事務局(神奈川新聞社文化部内)
☎045(227)0200=平日午前11時~午後5時 ※1月4日以降対応します。
神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、県立神奈川近代文学館